April 02, 2017

困ったときの福山の旅!

 昔ゴールデンウィークに友人と3人で 当てのない旅 をした。
 目の前に来た電車に飛び乗って行ける所まで行く。
 これを陽が暮れるまで繰り返す。
 行きつ戻りつしてとても効率の悪い旅だったが、気がかりだったのはGWに宿も押えていないことだった。
 切羽詰まってくると、やはりそれぞれの本性が現れるものだ。
 心配性のコーちゃんは、どこか泊まる所を先に決めておくべきと主張した。
 一方、私とっしーは、今回の旅行は行き先がわからないから面白いのであって、最終的に宿が取れなくても、キャンプ場かどこかで寝泊まりしても自分は構わないと主張した。
 両者の意見は真っ向から対立していた。
 そこで、いつも呑気なヒデさんの意見で決着をつけようということになった。
 これで文句なし!・・・のはずだった。
 ヒデさんはしばし沈思黙考したあげく、こう声をあげた。

 
 腹減った!お昼食べよ!
 
 ズコっ!down
 
 やはり呑気なヒデさんは、泊まるとこより食うことしか頭になかったのだった。
 そうこうして、その夜、宿のある所で辿り着いたのが 福山 だった。
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 そんな福山を久々訪れた。
 今回は同僚との職場旅行だったが、今度も泊まる所で若干意見が分かれた。
 本当は広島に泊まりたかったのだが、大学入試などで全国的に週末宿が取れない時だった。
 ところが、私の持ってる会員制の 有馬温泉 のホテルがぎりぎり予約できたので、ボスと私は 神戸牛restaurantを食べて夜の 神戸 で盛り上がろうupwardrightと息巻いていた。
 勝手にドンドン話を飛躍させて熱くなる私たちに、一人のメンバーが冷や水sweat01 を浴びせ掛けた。
 
 福山だったら安く泊まれますよ!
 
 福山なんて何もないじゃない。
 盛り上がりに欠けるやないの!
 私はちょっと不機嫌だった think
 
 ところが・・・
 その同僚が見つけた 自由軒 という福山の店が秀逸だった。
 一見普通の居酒屋だが、洋食とおでんがウリの店だ。
 不思議な取り合わせだが、皆ほろ酔いながら、刺身とかおでんとか オムライス とかロールキャベツとか、ごちゃ混ぜに食べて楽しんでる。
 店名のとおり、店も客も自由なのだ。
 自分たちも郷に入っては郷に従えで、同じようにごちゃ混ぜに注文してみた。
 どれも旨いっ!!
 私は全国のオムライスを食べ歩いているので、オムライスを頼んでみたのだが、ここのオムライスはトマトケチャップではなくこの地方独特の甘ったるいソースがベースだった。
 これがめっちゃ合ってる。
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 お店の雰囲気も素晴らしい。
 コの字型のカウンターのみで、その間にさばけた女性店員さんがお店を切り盛りしている。
 馴染みの客とお店との対話も小気味よく、カウンターに座っている客同士も前から知っている人のように気さくに話したりして、すごく一体感のあるお店だった。
 近くにあれば何度でも通っていることだろう。
 こんな店は自分の住んでる地域ではちょっと記憶がない。
 
 派手さはないが、なんかじわじわくる町。
 またこの辺で宿に困ったら、迷わず福山を目指そう!
 そして、自由軒のオムライスを貪り食うのだ。

09:29 AM in エッセイ, グルメ・レシピ, 旅行 | | Comments (0)